2016/12/14

本能 〜彼是曲解説〜

「本能」

ずっとカバーをやりたいねという話を二人でしていて。
『阿吽』にカバー曲を入れるとなったときに、この編成とマスバシ的にも
普通に男性シンガーをカバーするより、女性アーティストの曲を
カバーしたほうが面白いよね、というところからスタート。
とはいえレコーディングする曲としては最終案ではあったから
あまりセレクトすることに時間をかけれない。

そんで思いついたのが音楽とかレコードとか頻繁にチェックし始めた
時期に一番聞いた女性ボーカルものでいこうってなったの。

リアルタイムで聴いていた90年代のクラブミュージック
寄りの曲を歌う女性アーティストだとMISIAさんやUAさん、birdさん。
そのほかにも候補をいっぱい挙げて一通り歌ってみたけど。
マスバシ感が足りない。もう一度あの頃を思い出したら
カラオケボックスで仲間と歌いまくってたのが降りてきて、
「あっ!!!本能!!!。」って具合で椎名林檎さんがね。



さっそく“本能”を自分のキーに合わせて歌ってみたら一番ハマり。
クラブ寄りの曲ではないんですけど、コード感や曲のヒリヒリ
した感じも含めてマスバシの濃い部分を凝縮できるなと思ったわけ。




椎名林檎 - 本能

でも、“本能”って椎名さんの超代表する曲の一つだから
普通じゃダメだとおもったのね。気軽にカバー曲ですってよりは
マスバシアレンジを全開で怪しげにしようとね。笑




D'Angelo and The Vanguard - Really Love
このへんのニュアンスをイメージしたかな。


“本能”を初めて聴いたときにヒップホップっぽいなって思ったし、
言葉の表現とかノリとか荒々しいけど熱い感じの意味が一番
自分の私的世界に近いなと思ったのよね。そのあとはあっという間で
楽しみしかなくっていたな。


思った通りで、それ以上のカバー曲に完成を迎え
晴れてアルバム収録となったとさ。

椎名さんに届いていると嬉しいな!


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